コロンビアの首都 サンタフェ デ ボゴタの エルドラード国際空港。
赤道にほど近い緯度に位置するが標高3000mを超えるため日中でも肌寒い日も少なくない。
まして夜は寒くてセーターが手放せない。
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ラテン系の国ではあるがあまり明るい空気ではないボゴタである。
どことなく恐ろしさが漂うのは思い込みのせいか?
いや きっと 人々の目つきや表情がブラジルやペルーとは違い厳しさをもっているためだとおもえる。
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所変わって
ポルトイニリダのローカル空港。
飛行機を降りるとボゴタとは全く違って熱帯雨林特有の高温多湿が出迎えてくれた。
左に見えるのが空港の建物。
びっくりするくらい周りに何もない空港であった。
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ボゴタより乗ってきた飛行機。
2時間弱のフライト。
空港の建物の窓から見た景色。
ただ荒れ地が延々と続いている。
恐らく気温は40度を優に超えているはず。
この空港 どこを探しても INIRIDAの文字がない。
仕方がないので空港の職員用の入口のガラスに貼ってあったステッカーがこれ。
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迎えに来てくれたタクシー。
この車どこか変 よく見たら左右のドアーがない しかもハッチバックもない。
風通しはメチャメチャいいので快適だが田舎のデコボコ土道をかっ飛ばす現地スタイルの運転には油断大敵
シートにしがみついていなければならない。
こんな車が堂々と走れるのはコロンビアの田舎ならではだ。
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イニリダで多く走っていたタクシー。
3輪車で非力なくせにデコボコのぬかるみを走るもんだから
何度も足元を取られてしまいそのたんびに降りて押すことになる。
お陰で靴はドロドロ。
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イニリダで泊った村で一軒のホテル。
中庭を挟んで両方に3部屋づつの計6部屋。
夜間は電気が止められ発電機が轟音を上げて電気を絞り出す。
到底寝られる状況ではないが疲れ果てて雑巾のようになった体ではそんな音も遠のいてねむれてしまった。
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ホテルのロビーに置いてあったアクアリウム。
さすが熱帯魚の集積地だけあってロビーの大きさには似つかわしくない大きさの水槽だ。
中には当地で取れるカージナルテトラ アルタムエンゼル アピストグラマ イニリダエ カラープロキロダス
マーブルハチェットなどがいい状態で泳いでいた。
ちなみにフィルターはなくエアレーションのみ。
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ホテルの前のメインロード日中でもこの静かさ。
ちなみにこの中央大道り、たった600mほどのかわいらしものでここを外れるとデコボコの土道となる。
Puerto Inilidaの港。
古めかしい木製ボートが所狭しと並ぶ。
といってもこれくらいの規模なのだが。
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港を出発してほんの1分でこの景色。
イニリダ河を東へ進む。
水とジャングルと空だけの大自然へ飛び込んでいく。
さて どんなドラマが待っているのか、わくわくしながら同時に見えないゲリラの恐怖にも思いが行ってしまう。
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2時間くらい行ったところで アタバポ河との合流地点を北上する。
まるでウーロン茶の様なブラックウォーターに周りの景色は一変する。
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浅い部分では子の様な赤茶色を呈する。
透明度は高く黒い点を除けばとてもきれいな水で飲んでみるとそのおいしさに驚く。
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刺し網に掛かったアイスポットの仲間。
オリノケンシスのような魚である。
現地でみる彼は太陽の光を浴びて金塊のように黄金色を放っていた。
この魚は現地の禁製品なので写真だけ撮らせてもらってリリース。
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岩の上で日向ぼっこをしていたヌマガメのベビー。
オレンジ色の鼻先がカワイイ子亀。
お手頃サイズなので連れて帰りたい誘惑に駆られたが コロンビアはカメの持ち出しは禁止なので泣く泣く諦める。
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ビーチでの焚き火の図。
夕食のスープの準備として湯を沸かしているところ。
ジャングルでは気温が高いのであっという間に湯が沸く。
こんな調子で行く先々のビーチで自炊しながら進んでいく。
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PH約5.0 KH0 気温40.7度 しかもまだ午前8時前。
過酷なジャングルでの生活を予感させるに十分な光景だ。
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夜中に仕掛けておいた網にかかったピラニア。
こんなやつが一晩で6匹掛った。
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ここでの一番の大物はこれ。持ち上げるのがやっとの大型ナマズ。
網から引き揚げられた時は息があったのに。。。。
見てる間に動かなくなった。
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素晴らしい体形のドラードカショーロ。
この手の魚は生きたまま日本に送るのがとても難しい。
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カショーロの歯を見て喜ぶハイコ氏。
一見すると60過ぎのただのおっさんに見えるがとてもパワフルなスーパーおっさんである。
水を見るとどこへでも危険を顧みず網を持って魚を取りに行くチョー変人でもある。
今回はこのチョー変なおっさんにいっぱいお世話になったお陰で単独では決して経験できないことや
行けないところにも行くことができた。
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朝採れた魚に寄って来たキレイなアブ。
熱帯の虫は日本のそれと比べるとカラフルなものが多い。
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採れたピラニアの丸焼き。
たくさん獲れたのでこの日は一人1匹の分け前にありつけた。
新鮮なピラニアは生臭さはなくあっさりしていてとてもおいしかった。
ただ、小骨が多くいちいち取り出す手間が難点だ。
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焼いてもピラニア。
歯の鋭さはホンマもんや!
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初日の朝から豪華な朝食。
ピライーバのスープ。
これがまたおいしかったのなんのって!
新鮮かつ脂が乗っていてかなりの美味であること間違いなし!
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その夜 アルタムエンゼルを獲りに行った。
岩の間に潜んでいるやつを見つけてそうろと捕まえる。
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やったー!アルタムエンゼルを捕まえた!
しかもこんなにでっかいの!!
懐中電灯に照らされたアルタムはそれはそれは美しかった。
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岩の間で眠っているアルタムエンゼル。
ディスカスと同じでいきなり懐中電灯で照らしても目が眩んで逃げない。
気付かれないようにそーろとアミですくう。
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朝、ビーチで見つけた作品。
いったいだれが作ったのかと思って観察していたらオブジェの下の小さな穴の中からカワイイカニがこちらを見るやいなやすぐに奥の方に逃げて行った。
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近くで捕まえた熱帯魚。
ハイフェソブリコンの一種やカワイイナマズが採れた。
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朝食時に食べたピラニアの歯。
誰かが顎をきれいに取り出して見せてくれたもの。
先端は剃刀の歯のようでとても鋭い。
こんなのに強く噛まれるとたまったものではない。
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テトラと一緒に採れたクレニシクラの一種。
日本ではマイナーな種だが大人しくて美しいアクアリウムむきの熱帯魚だと思う。
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ナイフフィッシュの仲間はカラシンと共に多くみられた。
こんなにきれいな模様の魚もいたがまとまって採れないので流通に乗ることは難しそう。
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浅瀬の砂地にいたロリカリア。
落ち葉の間に身を隠してのんびりしていたところを ちょっとごめん。
rio atabapo
行ってみてわかったことですが極度のブラックウォーターでPH5以下の酸性の水でした。
初めは抵抗がありましたがこの水で紅茶を淹れるととてつもなくおいしく頂けました。
日本の名水を凌ぐうまさが今も忘れられません。
ここでは水のせいでか魚影はかなり薄く魚取りを楽しめるほどの成果が得らませんでしたがメジャーなアマゾン水系のXINGU などと比べるとひっそりとした大自然が100%現存するそれはそれは美しい景色の連続でした。
人影もなくひっそりとしすぎていてときどき思い出すゲリラの人たちとの遭遇を心配しながらの探検でしたので緊張感に包まれた別世界そのものを堪能できました。
写真にも出てきますが水は黒いのに砂は真っ白いことこの上なく遠くから砂浜を見るとそのコントラストの美しさたるや目を見張るものばかりの連続でもありました。
ブラックウォーターは蚊がいないからハンモックでも大丈夫 と ハイコが何度も言っていましたが一日目の晩からいきなり蚊にやられました。
ホワイトウォーターの河の様なおびただしい蚊の量ではありませんでしたので大事には至りませんでしたが日本の真夏に窓を開けて寝るくらいの状況ではありました。
この河はベネズエラとの国境でもありときおりベネズエラサイドのクリークや支流に出張しながらの探検でしたがもちろん不法入国ですので見つかったら大変 逮捕されてしまうそうです。
わたしはそんなところで密入国で逮捕されるのはいやなので行きたくはなかったのですがボート一つにメンバーは6人。私の意志は通りません。
ゲリラに国境警備隊 怖いものだらけのアタバポ河でした。